SSブログ

スーパーボウル2020所感(少しマニアック) [日常]

今日はスーパーボウルの日で、ハーフタイム以降に試合をTVで観戦しました。たまたまテレビをつけたときには10-10でしたので、勝敗的には試合開始と代わりがありません。この文章以降、まだスーパーボウルを見ていない方にはネタバレになりますので、そのような方がいらっしゃいましたら観戦後にお読み下さい。

さて後半ですが、3Qは完全に49ersが支配していました。攻撃では主役であるTEジョージ・キトルを囮に使って(かなりの場面でダブルカバーされていました)、ワイドレシーバーにパスが通っていましたし、守備は4人のラッシュでも相手QBによくプレッシャーがかかっていて、インターセプトも奪っていました。カイル・シャナハン(デンバー・ブロンコスでスーパーボウルを勝ったマイク・シャナハンの息子)率いるお父さん譲りのラン・オフェンスで時間を使いこのまま余裕で逃げ切るかと思いました。

4Qに入ってもしばらくは20-10で49ersがリードし、試合を支配していましたが、チーフスの3rdダウン-15かなんかのパス成功で息を吹き返してしまいました。



49ersはいわゆるTampa 2という守備スキームを使用しているように見えました。このTampa 2というのはタンパベイ・バッカニアーズがスーパーボウルで優勝したときに猛威を奮った守備で、パスのときカバー2(通常セーフティ2人でディープゾーンを守る)に見せながらラインバッカーがディープに下がったりして実際はカバー3(ディープゾーンを3人で守る)を多様する戦術です。何言っているかわからない、という方は以下のサイトを参照下さい。

A detailed look at the 49ers’ defense

49ersの現在のGMがそのTampa 2でスーパーボウルを制したときのFSジョン・リンチですので、なんとなく関係も感じます。ただここでのパス、見事にそのカバーを破られてしまいました。ぱっと見、フラットゾーンにディレイで二人、ミドルのゾーンに二人、ディープ(ミドルレンジの裏)に一人レシーバーを送り込んでいたように見えますが、おそらくFSがミドルレンジに送り込まれたどちらかのレシーバーにつられてディープに走り込んだレシーバーをどフリーにしてしまった感じです。点差を考えれば防ぐべきは長いパスで、ミドルレンジにパスを通されて1stダウンを更新されても問題ない場面だったので、守備のコーチは頭を抱えたことでしょう。

その後は見ての通りです。49ersは時間を使えず、チーフスもそれほどQBが良かったとは思えないのですが、パスを通して逆転。さらにその後ダメ押しのランによるTDも加えて勝利しました。このあたりはなかなかたどり着かなかったスーパーボウルでどうしても勝ちたいチーフス・ヘッドコーチ、アンディ・リード(元イーグルス・ヘッドコーチ、ドノバン・マクナブがQBの時、一度スーパーボウルに行きましたが負けました)の執念でしょうか。

これでNFLが終わり、完全にフットボールのシーズンが終了です。NFLのドラフトが行われるまで、フットボールの話はお休みとなります。つまらない季節の開幕です。
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 2

coco

何を言ってるのか物凄くわかります。

そして、我が家も完全にNFLロスです…
by coco (2020-02-05 19:02) 

npng2000

>coco様、

駄文を読んでいただき、大変恐縮です。試合を毎週見ているわけではないのですが、フットボールの話題がなくなると私にとってはオフシーズンです。
by npng2000 (2020-02-06 03:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。