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ルイジアナにおけるおたふくの流行 [日常]

主にアジアではコロナウイルス感染、全米で見るとインフルエンザが流行していますが、それ以外に現在ルイジアナではおたふく風邪のアウトブレイクが報告されています。上記と比べると地味なのですが、2016-2017のシーズンではハーバード大学のキャンパスだけで60の症例が報告され、新しいゲノム解析方法で調査がなされたという記事も見かけました。

Harvard Researchers Examine Mumps Outbreak with New Genomic Data

ルイジアナの場合まずルイジアナ州立大学(LSU)で2月の第一週に複数例の感染が報告され、週末の体育会の試合がすべてキャンセルもしくは延期になったことがありました。

LSU mumps outbreak prompts sporting event cancellation

今週までにLSUでの報告例が12に達し、ここルイジアナ大学でも1名の感染例が報告されて全生徒にワクチンを打つよう大学からメールが来ました。

UL student diagnosed with mumps week after LSU mumps outbreak reaches 12

ただ我々ガイジンはワクチン接種済みなんですよね。留学生は入学前にワクチン接種記録、特にMMR(measles=はしか、mumps=おたふく、 rubella=風しん)を2回受けている証拠を提出させられますし、グリーンカード取得の際にもこれらの記録をあらためて提出させられるわけです。だから感染して悪化したり、撒き散らす可能性が高いのはここにいる現地の方なんです。ワクチンを打たない自由の権利?があることも含めて皆保険制度がないアメリカはこういうのに弱い気がします。

ちなみにCDCのサイトを見ると、1月25日時点での記録しかなくルイジアナでの流行は明らかになっていませんでした。ただLSUで12件、うちで1件、合計少なくとも13件が起きているので、次回の報告でルイジアナはピンクになっていることでしょう。

mumps-outbreak-maps.png

ただ記事をよく読むと、2016年以降現在まで明らかに報告例は増えていますね。

Mumps Cases and Outbreaks
outbreaks-graph.png

おたふく風邪もまた注意をするに値するウイルスなんでしょう。うがいと手洗いを励行したいと思います。
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