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アスレティックトレーニング・プログラムの変更点、うちの大学の場合 [日常]

私は現在活動をしていないので州のライセンスを取得していませんが、アスレティックトレーナーの資格そのものはCEU(Continuing Education Unit)を2年おきに提出し維持しています。アメリカでアスレティックトレーナーの資格を取るには2004年以降CAATE(Commission on Accreditation of Athletic Training Education)が認定する大学もしくは大学院(修士)のプログラムに入学して卒業・修了することで受験資格を取り、BOC(Board of Certification)の試験に合格して晴れて自分の名前の後ろにATC(Athletic Trainer Certified)という3文字をつけられる仕組みになっていました。それが業界内で色々と大人の事情があり、今後学部レベルでのプログラムは廃止、アスレティックトレーニング(AT)プログラムを提供できるのは大学院・修士課程のみとなりました。

New Standards Release for Professional Masters level, athletic training programs

今までATプログラムを持っているのは学部レベルがほとんどで、ほとんどの大学のプログラムがこの決定の余波を受けるわけです。上の記事によると2022年の秋学期以降学部レベルのプログラムは生徒を受け入れてはいけないので、それまでに改めて修士課程にプログラムを作るか、それとも廃止するかを決定をしないといけません。

私は現在の大学でアスレティックトレーニング学科の教員ではないですが、隣にいるのと、資格を維持していること、そして学科内の肩書(プログラム・コーディネータ)のために色々と話が聞こえてきます。まだ秘密の話もあるのですべてを公開できませんがうちのプログラムの場合、学内で修士課程にプログラムを作ることは承認済みですでに州にも申請書類を提出、そこでの話も進んでいます。学内的にはすでに学部レベルで募集を停止、最後の卒業生を来年春に出し、順調に認可が下りたならその次の秋学期からATの学生を大学院プログラムで受け入れる予定となっています。

それで問題なのは何かというと、アメリカの大学を卒業した場合はいいのですが英語を母国語としない国の大学を卒業した場合、TOEFLの点数以外、何を既得科目として認め何をこちらで取らせるかの判断が必要なことです。私の大学の場合、すでにAT志望の学部生は基本私が在籍する「Exercise Science」の「Pre-professional Studies」を専攻させることだけは決定しているのですが、おそらく編入する学生、ましてや留学生に何を取らせるかはまだ決定していません。というかまだ想定すらしていないかも。実際応募が来たらどう対応するんでしょうかね。今後応募しようとする方はどれだけプログラム入学までに科目を取らされるか、各ATプログラムに問い合わせた方がいいでしょう。それに合わせて留学プランと予算を考える必要があります。もしかしたらだんだんプロフェッショナルスクール扱いになって州立大学は州内の学生を優先し、留学生は医学部やPT、OTプログラムのようにほとんどが私立しかとらなくなってしまうこともあるかも知れません。

しかしイヤーな予感がします。私にとっては関係のなかったところからいきなり事務仕事が降ってくるような。。。
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