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米政府スペースX社の衛星インターネットに約8.6億ドル附与 [日常]

アメリカに住んだことがあればわかるかと思いますが、日本と比べてインターネットが遅く高いです。国土が広く、日本のような光ファイバーが田舎に行き届かないのは理解しますが、高いのによく落ちます。またスピードの不安定さも半端ないです。さらに私が住む場所はアパートですが、選択肢がほぼ一つしかありません。

それでもまだあればマシなのかも知れません。FCCはルイジアナに高速インターネット網を拡大出来るよう3.4億ドル付与することを決めました。

Funding to expand rural internet annonced

これでこの辺りのインターネットの広告から「電話回線より○倍速い」という比較がなくなってくれることを期待したいです。もっとも「高速」という定義も怪しいですが。

さらに今日、スペースX社が政府から衛星インターネット事業に約8.6億ドル附与されることが発表されました。

SpaceX gets almost $900 million in federal subsidies to deliver broadband to rural America

スペースX社はスペースドラゴンの様子をネットで中継するために衛星を上げまくり、空が明るくなりすぎて一部から顰蹙を受けていますが、政府的には既存の衛星インターネットだけでなく同社の新しいサービスに期待してインターネットのカバー範囲を広げたいようです。

記事をよく読むと既存の衛星インターネットより安定して、50-100Mbps程度のサービスを提供できそう(実はまだ試験中)とのことです。携帯電話も届かない2100万人ものアメリカ人には朗報かなとは思います。

SpaceX's Starlink internet public beta is giving some users blistering download speeds of more than 160 Mbps, including in rural Montana

ただ元のCNNの記事にも書いてあるとおり、いずれ携帯の5Gネットワークや光ファイバーケーブルによるサービスにとって変わられるでしょう。以前にもここで書きましたが、5Gネットワークにもっと投資して自国で機器を調達しインターネットも含めたサービスを提供する方が効率いい気がします。高速インターネットを家に導入するより携帯電話使っている人のがはるかに多いですから。

固定高速インターネット利用者数:1億
Number of fixed broadband subscribers in the United States from 2010 to 2020
携帯電話サービス利用者数:4億(人口より多い!)
Number of mobile cellular subscriptions in the United States from 2000 to 2019
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