SSブログ

日本とアメリカの政治にみるポピュリズム台頭を考える [日常]

日本では参院選挙があったようです。保守派は前回と比べて多少議席を減らしたようですが、体制に大きな影響はないように感じました。しかし日本も例外ならず受けやすいパフォーマンスというか、ポピュリズムが必要以上に台頭しているように感じられ不安になります。政策や成果を支持者にわかりやすく説明する義務はありますが、ただ政治活動が彼らの代弁者になるというのは政治家としてどうかと思うのです。個人的には政治家も素人ではなくプロがやって欲しいです。何事も下積みと経験は必要不可欠で、実際にそのポジションについてから養うものではないと考えます。

そうそう素人でポピュリズムの権化のような大統領が、またまた自国内でメディアを騒がしています。日本でどれだけ報道されているかわかりませんが、簡単にいうと同じ国の国会議員で市民権を持っている4人(女性)に「問題を抱えている(元の)国に帰れ」というツイートをし、その後醜い言葉のやりとりが続けられています。

元のツイート
”Go back and help fix the totally broken and crime infested places from which they came”

最近の報道には「racist(人種差別者)」という言葉が飛び交っていますが、日本に住んでいる方にとってこの言葉の深さを理解し実感するのは難しいでしょう。私自身も渡米前に想像はしていましたが、渡米歴が増すに連れその重みをひしひしと感じるようになりました。私見ですが彼の発言はある意味支持者の心の根底にある、恐らく対面上ずっとしまっておいた感情を代弁しているようにしか思えません。彼が批難を受ける一方で、内心ほくそ笑んで彼への支持を固める人々が多く存在し、結果彼が再選に向けて足固めをしているように思えるのです。ここにポピュリズムの真髄(この場合右派ですが)を見ている気がします。

市民が理解するのも大事ですが、プロなんですから理解しがたい部分があってもいいと思いますけどね。その方策がうまく行った場合、今は評価されなくても後の歴史で評価されるはずですから。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。