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米国でも人口の伸び率が過去100年で最低 [日常]

多くの国で高齢化が問題になる中、アメリカだけは先進国でも若い人口が増えていましたが、統計上昨年は違ったようです。

With births down, U.S. had slowest growth rate in a century
(出生率低下に伴い、アメリカの成長率は過去100年で最低)

昨日出た国勢調査の結果によると、出生率低下、死者増加、国際的な移民減少によりアメリカの人口の伸びが100年で最低だったとのこと。数字的には増加率が約0.5%、数にして150万人で総人口は3億2800万人だそうです。この成長率の低さは国が第一次世界大戦に突入した1917年から18年にかけての数字に匹敵するらしいです。

For the first time in decades, natural increase - the number of births minus the number of deaths - was less than 1 million in the U.S. due to an aging population of Baby Boomers, whose oldest members entered their 70s within the past several years. As the large Boomer population continues to age, this trend is going to continue.

(数十年ぶりに、自然な増加(出生数から死亡者を引いた数)は100万人未満であった。これはベビーブーマーの高齢化によるもので、規模が大きいこの世代の高齢化が進むにつれて、この減少傾向は続くであろう)

因みにベビーブーマーのように統計上アメリカでは世代ごとに呼び名があります。統計を出す所によって多少定義にずれはありますが、主に以下のように分けられています。日本だと例えば「ゆとり世代」があるのと同様です。

- Baby Boomers: 1946-1964年生まれ
- Generation X (Gen X): 1965-1980年生まれ
- Millennials (Gen Y): 1981-1996年生まれ
- Post-Millennials (Gen Z): 1997年以降生まれ

移民に注目してみると、、、

International migration to the U.S. decreased to 595,000 people from 2018 to 2019, dropping from as many as 1 million international migrants in 2016, according to the population estimates.

(米国への国際移民は2016年の100万人から20​​18年から2019年は595,000人に減少した)

原因としてトランプ政権による移民規制と、10年前の景気後退前より米国の経済的機会が減っているという認識が減少に寄与したとのことですが、実際はどうなんでしょうか?さらに南部全体で見ると人口成長は全米で一番著しいのに、ルイジアナは人口を減らした10州のひとつ(▼11,000人)に数えられていました。理由は住んでいればわかりますし、この州の実情を如実に表しているかと思います。

それでは皆さん、よいお年をお迎えください。
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