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遠隔授業でオンライン・テストを行う時の準備ー私の場合 [備忘録]

明日行うテスト作りで1日のほとんどを過ごしました。この授業は学部生向けで受講者数も多く、遠隔で行う必要があるため、大学が採用している学習管理システムMoodle上に問題を掲載してオンラインで解くようにしています。

参考:もちろんMoodleは個人でも利用で無料でMoodleをホスティングしてくれるサービスサイトもあります。定番だったMoodle Cloudがいつの間にか無料では45日しか使えなくなったことに驚きました。

Gnomio

問題作りにはWimbaのdiplomaというソフトを使っています。教科書会社が提供してくれた問題に自分が作った問題をそこで作成し、それをMoodleの標準フォームである.xmlという拡張子で問題をエクスポートすると今でも問題なくMoodleが取り込み、Question bankに保存できます。あとはそこから指定した試験(=クイズ)に問題を抽出するような仕組みです。

利点は正誤問題や選択肢問題の場合、Moodleが採点してくれること。穴埋めや記述式問題は自分でマニュアルで採点する必要があります。問題の順番も指定すれば勝手に変えてくれます。試験時間を設定できますし、ある生徒が他の生徒より長い試験時間が必要な場合も対応できます。このように試験を作成できるまで時間はかかりましたが、覚えておいて損はないかな、と思いました。

問題はオンライン試験の場合、試験監督がいないためカンニングし放題なこと。いわゆる試験中にノート、ネット徘徊OK、友人ともチャットや電話で連絡可能となってしまいます。これはProctorUやExamityなどのサービスを使えればベストですが、さらにお金がかかります。私の場合学部、大学が対応してくれなかったため、異常なクラス平均が過去2回出ていました。

ところが友人が知恵を授けてくれて、試験中Moodle上で不振な動きを特定出来ることがわかりました。過去2回のテストでログを解析するとかなりの数の生徒が試験中にMoodle上で公開されている講義ファイルを参照していることが判明しました。すでに生徒が自分のパソコンにダウンロードしてあったり、印刷されている場合は感知出来ませんが、それでも大胆な不正特定に使えました。

やり方は自分の作成した試験(クイズ)をクリックした後、左の管理画面メニュー(Administration)でログ(Logs)を探します。それをクリックすると新たな画面になり、あとは指定の日付、試験、ファイル内容を指定すると誰がいつどこにアクセスしたか、分かるようになっていました。もしやり方でご質問がある方は、私あてにメール下さい。詳細をお伝えします。

教育関係者でMoodleを利用している方、このログ・システムを利用すれば少しでも公平に試験を行う手助けになるでしょう。逆に生徒さんは、教員側がこのような情報を持っていることを意識して試験を受けて下さい。
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