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論文の査読の話 [日常]

今月中に終わらせないといけない査読の一つを終わらせて、編集者に報告を送りました。論文査読は私が知る限り無償で行うものですが、自分も含めて研究者が時間と手間をかけて行った努力と知識の結晶と考えているので、査読する方も相応の時間をかけ敬意を持って接するようにしています。通常自分の研究分野の範疇で査読依頼が来ますが、自分の勉強不足所以、知らないことも結構出てきます。その時は著者の先行研究だけでなく、その話題に関して他の論文も検索して最新の情報を確認しながら望むことになります。よってこの作業はお金にならずとも、それなりに時間と頭を使うことを理解していただけるでしょうか?

今回読んだものは私の印象としては試みとしては面白いものの提出したデータがちょっと残念でした。考察、特に論理の展開が乏しく、もう少し努力してとお願いしました。他の査読者そして編集者はどう判断するでしょうか、通常近日中に結果が連絡されてくるはずです。

ともあれ一つ終わってほっとしていると、新着に怪しいメールが。あくまでも有り難いことですが、他の雑誌から別の査読の依頼でした。どうしても断れない理由がある時以外、アカデミックに貢献すべく引き受けるようにしているので二つ返事でOKしましたが、これで5月中に終わらせないといけない査読・レビューの数は数十分で昨日と同じ数に戻りました。ふぅー。

頑張ろうっと。
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