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現大統領の連邦税払ってない疑惑と大統領選 [日常]

アメリカでは大統領選まで5週間となり、あらゆる手で対立候補を蹴落とす様相になってきています。昨日ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると現大統領が2000年から2017年の18年で11回連邦税を全く払わず、支払った2016年、2017年でも払った額は$750だった、ということです。自分のビジネスで損失を出しているものの、通常は個人支出と考えられる住居費や飛行機代、TV出演時のセット代(7万ドル!)などを経費として計上し、豪華な生活を維持している、とそこには書かれていました。CNN.co.jpにて日本語でも記事になっています。

トランプ氏、10年間所得税の納付なし 米紙報道

私は会社の税金や確定申告に関して全くの素人なので真偽は不明ですが、選挙戦後半にあたりこういうネタを出してくる時期は絶妙だなとは思います。不公平にならないようこの記事に対する大統領の反論も紹介しておきます。言うまでもないですが、Fox newsからです。

Trump on defense after NYT publishes tax info, says he is 'entitled' to credits 'like everyone else'

いつものフェイクニュースだ、というくだりを読み取れます。税金も払っていると。このような話は日本だと国税局のような所(アメリカだとIRS)が監査して判断するしかないので、その結果を待ちましょう。ただ大統領が拒否し続けている開示は別に監査中でもできるとも言われています。その義務があるのかも私にはわかりませんが、アメリカの政治キャンペーンでの泥仕合さには唖然とします。

蛇足になりますが、小競り合いはCDCと政府のコロナタスクフォースに助言をする顧問医師でも起きています。NIHのファウチさんも含めCDCはコロナウイルスに対しガードを下げるな、マスクをしてソーシャルディスタンスを保とうと言ってるのですが、政府顧問医師は現大統領の発言をサポートする(どちらがサポートしているかわからなくなる?)ような論調ばかりです。CDC所長が彼を批判すると、その医師は反論している次第です。

Trump coronavirus adviser Atlas fires back against Redfield criticisms, says advice based on 'current science'

医師であることは本当ですけど、この方も私からみるとちょっと不思議な方です。今年の8月からタスクフォースに加わったものの、放射線医師で公衆衛生やウイルスの専門からは程遠い人。彼の発言は現政権の意向に沿いますが、CDCの所長だけではなく以前在籍したスタンフォード大医学部の同僚からも公開書簡で「デタラメで科学を貶めている」と言われる有様です。

Former Stanford colleagues warn Dr. Scott Atlas fosters 'falsehoods and misrepresentations of science'

もっともこの医師も弁護士を通じてこの公開書簡を書いた元同僚をおそらく名誉毀損で訴えようとしていますから、こちらも泥仕合です。
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