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「hip」を「おしり」と訳すのはやめよう [日常]

再生医療は非常に興味のある分野で、特に私の場合、骨格筋が若い時のように戻れるのなら素晴らしいと思っています。最近運動しても元のように動けないばかりか、やっても代謝はアップせず、また筋肉痛は忘れた頃にやってきます。

そんな折面白そうな記事をネットでみかけました。

人間にもサラマンダーの四肢再生力が眠っていることが判明

トカゲやサンショウウオのしっぽが切れても再生出来る能力は以前から知られていましたが、遺伝子の解析より人間でもそのような能力が残っているかも知れず、それを制御しているのがmiRNAだろうという話。遺伝子に名残があるのは驚く話ではないですが、使えそうな状態で残っているのなら夢があります。

ただこの話は筋肉ではなく関節での軟骨の話なのですが、残念なことに「hip」を「おしり」と訳し続けていること。最初に「おしり(股関節)」と注意書きを入れているにも関わらずです。以前にもここで書きましたが「hip」は決してお尻ではなく誤訳です。むしろなぜ日本語がそうなったか、非常に興味があります。ましてやここではずっと関節の話をしているのに「おしり」と言われても?となるかと思うのですが。

ちなみに論文の原文は以下のサイトで読めます。ご興味のある方はどうぞ。

Analysis of “old” proteins unmasks dynamic gradient of cartilage turnover in human limbs
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