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論文用の図の解析度を1000dpi以上にすることの検討 [日常]

先日論文がアクセプトされた、と書きましたが最終的な論文のフォーマットが残っていました。提出した図の解析度が足らず、受付けられないと編集側から伝えられたのです。今までパワーポイント上で図表をまとめてきましたが、色々と調べるとそれでは今後だめそうなことがよくわかってきました。

求められたのはdpiが1000以上であること。今回蛍光顕微鏡などで撮影したデータがあるわけではなく白黒のみで特別拡大するわけでもないので、別にpdfのベクターデータで良さそうなものですが、だめとのこと。仕方なくすべての図をtiff形式で保存、抽出することにしました。最初にわかったのはどんなに画素の高い画像(>1200 dpi)をパワポにはりつけてtiffで保存しても96 dpiに落ちてしまうこと。これはパワポのデフォルト設定のようです。以下のサイトのようにレジストリをいじると300 dpi(正確には307 dpi)まで上げること出来るようですが、1000 dpiにはほど遠いのでした。

How to change the export resolution of a PowerPoint slide

ネットを徘徊するとビットマップデータを扱うのならPhotoshop、ベクターデータをいじるのならIllustratorと書いてあります。

「ビットマップデータ」と「ベクターデータ」の違い

私のようにあまりお金をかけられない人だと前者がGimp、後者がInkscapeという無料ソフトになるようです。確かに調べれば色々とやり方が書いてありますが、アクセプトされた自分の論文の図を変えずに最初からそれらで作り直すには大変な時間がかかりそうなことがわかりました。まずは操作方法を学ばないといけませんから。

今回はお金がかかってもいいから直接パワポの図を1000 dpi以上の解析度でtiffに出来ないか、と蛇の道に入ってみたら、3つほど候補が出てきました。

印刷可能なあらゆるファイルを、PDF / PNG / JPG / TIFF に変換!「Doro PDF Writer」
Creating High Resolution TIFF Images for Journal Publication
Universal document converter

すべて試してみました。最初のものは1000 dpi以上を保ってくれるのですが、画像が何故か粗くなってしまいました。2つ目と3つ目は評価版で試してみたところどちらもうまくいくようでした。ファイルのプロパティを調べても必要な1000 dpi以上の数値になっていました。ただ問題は無料の評価版だとどちらもウォーターマークがはいってしまうこと。つまりこの方法でtiffファイルを得る場合、正式版を購入しないといけないようです。前者がサポート付きのシングルライセンスで1年135ドル、後者はおそらく買い取りで$69。特別他の機能を考えなければ、間違いなく後者ですかね。

一晩悩んでみることにします。
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