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F-1ビザ維持に関する通告について、続き [コロナウイルス]

昨日発表のあったF-1ビザに関する規定ですが、早速大学で混乱を招いています。私が知る大学院生からも連絡があり説明を求められました。うちの学部は全部オンラインになることはないものの、教員側が判断するものではないのですぐに留学生オフィスに問い合わせて、と伝えました。ここの大学の場合、留学生の数は多くないので大きな問題にはならないはずです。ただ私が担当者だったら8月入学に向けてビザ発行や手続きで忙しいのに、よくも余計な仕事をくれたな、と思うでしょう。

実際のところうちの大学も含めて、ほとんどの大学はまだ最終的にどうするか見極めが出来ていません。ICEにすればF-1ビザを得ると確か30日前から入国できるはずなので、該当する学生が入ってこないようこのタイミングで発令したのかな、と考えられます。ただ出国しないといけない学生についてそれほど想定していなかったのでは?必要なら転校すればいい、なんて言っているけど、当該学生の心理的、経済的負担や受け入れ側の事務処理を考えると、授業開始までの期間(約1か月)で対処できることではないです。お役人が状況を全く知らないのに命令を出した典型です。

ただ今日の大統領の話だと、方向性がちょっと違う感じがしました。

Trump says he will pressure governors over school reopenings even as virus surges

要は州知事に圧力かけて新型ウイルスが蔓延してても学校を開けろ、と言っています。昨日紹介したハーバード大学の判断にも疑問を投げかけているようです。

Trump specifically zeroed-in on Harvard University at the event, saying the school's leadership "ought to be ashamed of themselves" for its plan to bring up to 40% of undergraduates back to campus for the fall semester but have all course instruction delivered online.

(学校再開に関しトランプは特にハーバード大学に注目し、秋学期に最大40%の学部生をキャンパスに連れ戻すものの全ての授業をオンラインにするという大学の方針に対し「自分自身を恥じるべき」と言っている。)

ツイッターでも声を大にして言っています。



ちなみにこのことをすでに察していたか、絶賛新型ウイルス蔓延中にも関わらずある州の教育トップは秋の学校再開を義務化しました。

Florida Education Commissioner mandates all schools to reopen in August

これなら留学生も滞在ステイタスを心配する必要はありませんが、健康上の別な心配をしなければなりません。運悪く悪化して入院するような事態になった場合、大学が提供する保険でどこまでカバーしてくれるか、知っておく必要があります。私の学生時代の記憶が確かならほとんどカバーされないはずです。
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