アメリカ経済も日本のようになる！？WSJより

久しぶりに図書館に行って1月2日付のウォールストリートジャーナルを読むと、元N産トップの自国逃亡に関する記事がトップになっていました。以前私が帰国した際起きたことをここでも書きましたが、少なくとも警視庁と出入国を管轄する法務省の部署の間で情報を共有するシステムは（少なくとも事務官レベルで）ないようですから、今回の事件が起きても驚きはあまりありません。

他に特集記事でも日本と関連したものが一面を飾っていました。

Lessons From Japan’s ‘Lost Decades’

上の記事はネットだと有料記事で読めませんが、紙版の話の見出しを紹介すると、、、

- 日本は1989年12月末に日経平均株価最高値38915.87円を記録したが、30年経っても株価は39％低い値で推移している
- アメリカのダウとS&P 500はこの間に約8倍（800%）になっている。しかしアメリカも利率が落ち、経済成長も鈍化、人口統計的にみても向かい風になっていて、東京に似てきている。

新聞に掲載されていた図、上の線がS&P 500、下の線が日経平均


記事では日本やヨーロッパで起きたことを基に、アメリカで起こりうることや避けるべきことを書いてありました。英語では"Japanification”という言葉もあるんですね、知りませんでした。もちろん経済的には避けるべき悪い状態です。ネットで閲覧できるものとして、昨年の12月にMarket Watchでも同様な記事がありました。

Here’s what a ‘Japanification’ of the U.S. would look like

日本の状況を見て我が振り直せ、ということでしょうね。日本人としてはちょっと複雑な心境です。