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新型コロナウイルスについて学習、その5、抗体 [コロナウイルス]

レムデシビルが日本でも承認される、されない、という話題が出ています。前回の(自己勝手な)学習でそのお薬はRNA依存性RNAポリマラーゼを阻害剤であり、ウイルス複製部分に効くもののすでにウイルスが増えている重症患者の場合はどうなるのでしょう?という所で終わりました。

新型コロナウイルスについて学習、その4、ウイルス複製

従って今回は感染と戦う免疫システム、特に抗体のことを少し調べました。これは日本語でググってもたくさんのサイトが見つかりました。個人的に絵が多くて以下のサイトが分かりやすくお勧めです。

抗体とは?(中外製薬)

人間には5種類の抗体があり、それぞれIgA, IgG, IgM, IgD, IgE(Igはイミュノグロブリンの略、日本語だと免疫グロブリン)ということです。正確に言えばB細胞から作り出された抗原受容体を免疫グロブリンと呼ぶそうです。そのうち新型コロナウイルスに対して働くのは主にIgM(初期)とIgG(初期以降)で、前者(IgM)は様々なウイルス感染に対して素早く働くのに対し、後者(IgG)は特定のウイルスに強く結合して働く抗体とのこと。

MBL社のサイト(コロナウイルス感染症と抗体検査・PCR検査)より抜粋
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抗体の働きとしてはウイルスなど異物侵入後、異物侵入情報を受け取ったT細胞がB細胞に抗体を大量に作るように指令を出し、指令を受けたB細胞は抗体を大量に作り出すそうです。

中外製薬社のサイト(抗体が主役の免疫とは?)より抜粋

pic_antibody_antibody-p04_fig01.gif
(このままでは閲覧不可、クリックして閲覧下さい。)

ここまででウイルスに感染すると防御システムの一つとして抗体が体内で作り出されることがわかりました。次回はこれら抗体が正常な細胞に攻撃をしかけず、どのように特定のウイルスを認識するか、考えたいなと思います。
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