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宇宙補給船「コウノトリ」無事ISSに到着、任務を終える [日常]

元々はあさってに控えているSpace Xによる初の有人宇宙飛行の記事を読んでいたのですが、それと同時に日本の補給船が無事ISSに届いた、という記事を目にしました。

Japanese cargo ship arrives at space station to make one last delivery

日本語で記事があるかな、と思って探すと当たり前ですがありました。

「こうのとり」国際宇宙ステーションに到着 後継機を開発へ
宇宙へ物資届ける「こうのとり」、最後の任務

この宇宙補給船計画では予定された9機すべてを失敗なくISSに物資を届けられたとのこと。今年後半に一連の船外活動によって設置される、ISSステーションの太陽光発電に不可欠な新しい電池も届けたようです。そもそも米ロと比べて補給できる能力が高い(2~3.5トンに対し、日本製は6トン)から出来ただそうです。素晴らしいですよね。

日本語の記事になかったのはHTVの略。H-II Transfer Vehicleだそうです。また現在使っているロケットはH-IIB rocketですがこれで任務は完了し、次回からはH-III boosterというものに取って代わり、補給船の名前もHTV-Xに変わるようです。でも安定して運用出来ているのに、なぜ次世代に変える必要があるのでしょうか?

技術的な側面から言うと、現在の補給線はISSから10mほど離れたところまで近づいて並走し、飛行士が操作するロボットアームで機体を掴まれてドッキングします。この方法はHTVで初めて導入され、後発の米補給船も採用するなど先駆的な取り組みだったようですが、次世代では、

The HTV-X spacecraft will be able to dock itself at the station, eliminating the need for astronauts to pluck the vehicle from space with a robotic arm.

(HTV-X宇宙船はISSにドッキングできるため、宇宙飛行士がロボットアームで宇宙船を捕まえる必要がなくなる。)

とのこと。また今回のロケットで試験されていましたが、新しい無線システムも採用するようです。恐らく開発費用などや安全・運用面でも改善があるはずですが、それは今のところネットでは見つけられませんでした。

久しぶりにワクワクしたニュースでした。

HTV9打ち上げ中継


HTV9ドッキング中継

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