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バーチャル卒業式@とある州立大学 [コロナウイルス]

今日は大学の卒業式でした。以前にも書いた通りアメリカで卒業式というと親族一同が集める大イベントです。理由としては大学を入るのは比較的簡単ですが、卒業するまでの道のりが険しく、また経済的にも大変ということで辞めてしまう例が多いからです。

The Cost of Being a College Dropout

70% of Americans will study at a four-year college, but less than two-thirds will graduate with a degree, and 30% of first-year students drop out after their first year of school.

(アメリカ人の70%は4年制大学で勉強するが、学位を取得して卒業するのは3分の2未満、1年生の30%は2年目に中退する。)

実際の卒業率は2019年のデータで全米だと約32%、ルイジアナはさらに低く約24%です。

Louisiana Education Data

大学学位保持者の割合
La-collegedegree.jpg

日本の場合を調べると、大学進学率が50%強、中退率が数%で大卒の割合は50%ぐらいと推定出来ました。

最新(2019年)の大学進学率は54.67%!男女・学科・都道府県別まとめ
学生の中途退学や休学等の状況について(2014年の資料)

以上これらの数字からアメリカでは大学卒業者が少なく、卒業できた暁には家族総出のお祝いになる構図を理解してもらえるかと思います。

ただ今年は新型コロナウイルス蔓延のため、卒業式はネット上で行われることになりました。最初どうなんだろう、と思ったのですが、見てみると卒業式も今後一切この方式でいいのでは、と思いました。生徒の場合、「Walk」出来ない、つまりステージに上がって卒業証書(もしくは目録)をもらえない、ということはありますが、それ以外はこちらの方が個人個人にスポットライトがあたり、見やすく、しかもきれいな映像としてどこからもアクセスが可能な点で優れていると思えるのです。さらにYoutubeに上がっているので、字幕をオンにし、さらに自動翻訳を「日本語(もしくは母国語)」にすれば英語がわからなくても字幕でスピーチの内容がわかるので、留学させた親御さんにもメリットがあるかなと。

大学や学部から感想を聞かれたら「すごく良かった」「今後ともこちらのがいい」と伝えるつもりです。もっとも学生側からの意見、感想が一番重要ですけどね。

参考:うちの大学・学部の第164回(バーチャル)卒業式

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