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クルードラゴンISS到着記念セレモニーでの会話について、私見 [日常]

既報の通りクルードラゴンは無事、国際宇宙ステーション(ISS)に辿りつきました。ISSに入ってからの記者会見でダグさんがクルードラゴンについて「そうなるべき通りに飛行してくれ、スペースシャトルの時よりかかったG(重力)が軽かった気がする」とちょっと口を滑らせ、すぐに「それは第一エンジンと第二エンジンの切り離しのタイミングが違う(から軌道に入るまでの加速の仕方が違う)」などと慌てて説明していたのはご愛敬です。国の乗り物より民間のが乗り心地が良かった、と言ったら気持ちよく思わない人への配慮だったかと思います。

米宇宙船「クルードラゴン」、ISSとのドッキング成功

ただ地上(ヒューストン)からの質問で、だれが聞いたか失念しましたが「今、ミネアポリスで起きたことに対して人々の間に怒りと分断が起きている。何か若い人たちにメッセージを送ってくれないか。」といった内容の話は愚問でした。飛行士はここ数日のことをどれだけ知っているかわかりかねますし、宇宙と地球を結んだ貴重な時間をそんな回答に費やすのは無駄と思いました。彼らが答える必要がある質問とは思えませんしね。案の定「若い人には頑張って欲しい」と言ったような当たり障りのない無難な回答でした。

その他気になったのは発射のときの大統領の発言もそうでしたが、ISSでも会見でロシアの宇宙飛行士が隣にいるのに地上からはアメリカを礼賛するコメントを二人の乗員にかけ続けたことです。アメリカがまた偉大になったとか、威信を取り戻した、とか言っていますが、人類の貢献とか国際協力とかに触れることは出来なかったのでしょうか?今回乗員した二人の宇宙飛行士たちは空気を読んで、滞在を通じてこのISS運営に貢献できることを楽しみにしています、と言っていたのとは対照的でした。

そもそもスペースX社イーロン・マスクは南アフリカ出身の移民ですよ。政治家さん知ってるのかな。
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