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Tulane大学研究者がコロナウイルスのワクチンを開発開始 [コロナウイルス]

南部のハーバードと言われる(少なくともこの辺りではこう呼ばれている。うちの大学の学生でこの大学に入れる層の学生はまずいない)チューレーン大学で今話題のコロナウイルスによる病気(COVID-19)に対するワクチンを開発するプロジェクトを立ち上げているようです。

Tulane University launches new coronavirus research program to develop a vaccine and advanced diagnostics

Tulane National Primate Research Center(TNPRC)が主導するとのことです。まず最初に

Researchers will create a nonhuman primate model to study the disease’s clinical progression, how it is transmitted through the air and how it specifically affects aging populations.
(研究者は、霊長類のモデルを作成し、病気の臨床的にどのように進行し、それが空気を介してどのように伝染するか、そしてそれが特に高齢層にどのように影響するかを研究する予定である)

とのこと。なぜ高齢の人の方が感染しやすく、死に至るのか解明したいと言っています。TNPRCは国の霊長類研究センターで唯一、新しいコロナウイルスのようなハイレベルの危険があるウイルスを扱える研究室をオンサイトで持っているところのようで、年初からCDCにそのウイルス株(SARS-CoV-2)サンプルをもらえるよう手配していたとのこと。BSLでいう4レベルの施設があるのでしょうか?

資金は?と思ったのですが、記事を読むとヒューストンを拠点に持つBrown Foundationからの研究資金で賄うとのことです。なるほど余力が十分にあるんですね、流石です。

彼らの研究経過を注視したいと思います。
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ルイジアナにおけるおたふくの流行 [日常]

主にアジアではコロナウイルス感染、全米で見るとインフルエンザが流行していますが、それ以外に現在ルイジアナではおたふく風邪のアウトブレイクが報告されています。上記と比べると地味なのですが、2016-2017のシーズンではハーバード大学のキャンパスだけで60の症例が報告され、新しいゲノム解析方法で調査がなされたという記事も見かけました。

Harvard Researchers Examine Mumps Outbreak with New Genomic Data

ルイジアナの場合まずルイジアナ州立大学(LSU)で2月の第一週に複数例の感染が報告され、週末の体育会の試合がすべてキャンセルもしくは延期になったことがありました。

LSU mumps outbreak prompts sporting event cancellation

今週までにLSUでの報告例が12に達し、ここルイジアナ大学でも1名の感染例が報告されて全生徒にワクチンを打つよう大学からメールが来ました。

UL student diagnosed with mumps week after LSU mumps outbreak reaches 12

ただ我々ガイジンはワクチン接種済みなんですよね。留学生は入学前にワクチン接種記録、特にMMR(measles=はしか、mumps=おたふく、 rubella=風しん)を2回受けている証拠を提出させられますし、グリーンカード取得の際にもこれらの記録をあらためて提出させられるわけです。だから感染して悪化したり、撒き散らす可能性が高いのはここにいる現地の方なんです。ワクチンを打たない自由の権利?があることも含めて皆保険制度がないアメリカはこういうのに弱い気がします。

ちなみにCDCのサイトを見ると、1月25日時点での記録しかなくルイジアナでの流行は明らかになっていませんでした。ただLSUで12件、うちで1件、合計少なくとも13件が起きているので、次回の報告でルイジアナはピンクになっていることでしょう。

mumps-outbreak-maps.png

ただ記事をよく読むと、2016年以降現在まで明らかに報告例は増えていますね。

Mumps Cases and Outbreaks
outbreaks-graph.png

おたふく風邪もまた注意をするに値するウイルスなんでしょう。うがいと手洗いを励行したいと思います。
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コロナウイルスに関して見かけたガセニュース [コロナウイルス]

隣国発ガセネタの注意呼びかけを。Yahooニュースとかで、以下のような記事を見かけました。

コロナ、武漢市場近くの実験室から流出

元は中央日報の記事ですが、ガセです。そもそもResearch Gateに論文を発表した、という時点でエイプリルフールもいいところです。普通の大学教員や研究者ならばわかると思いますが、リサーチゲートはグローバル学術サイトでもなんでもなく、ただの研究者用のソーシャルネットワークです。だれでも記事や論文をアップロードできますし、チェックもないので書き放題です。Google Scholarのような大学のメールアドレスによる認証もなければ、業績を盛りに盛った人をよく見かけます。昔はもう少しまともだった気がしますが、今や信用度0です。

某日報はもう少し出典を確認しなかったんでしょうかね。ただこれが隣国発だったので、もしかしたらどこかの国の政治方策に対するアンチテーゼなのか、ささやかな反抗なのか。ただこういう記事はわざわざ日本語にしなくていいです。
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長距離ドライブでぐったり、今日はのんびり [日常]

さすがに10時間車に乗って帰ってきた次の日は、全行程を運転をしていなくても疲れが残っていました。朝からダラーん、です。1時間とは言え時差ボケもあるのか、寝ていればいいのに早く起きてしまいました。今日はのんびり過ごすことにします。

コーヒー屋さんに行ってお茶しながら学会で残したメモの整理をしました。私はいまだに手書きのノートなので、それをパソコンで打ち直します。必ずしも必要なことをすべて書き取れているわけではないので、自分の字が読めないときは、無理なく容赦なく忘れることにします。それかキーワードだけを残して、必要なら後で調べるようにしています。もっとも学会のサイトにpdfとして掲載されている要旨を辿れば大体のことは把握できますけどね。

それとしばらく手付かずだった論文の書き直しも再開しました。こちらは早く終えないといけません。しかし教える授業がこう多く、対応する学生の数も多いと、時間のやりくりが本当に大変です。

最後にまだ投稿していなかったジャクソンビルの夜の風景を、載せておきます。

川の反対岸から泊まったホテルを見る
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高層ビルと川を渡る橋(青色)
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SEACSM学会終わり、ラフィエットに戻りました [日常]

朝一番に一人の生徒がプレゼンを終えた後、ホテルをチェックアウト。ジャクソンビルを出発し約10時間のドライブを経て無事ラフィエットに戻ってきました。

ホテルから望める川と橋
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さすがに学会を終えた後だけに、生徒たちはお疲れモード。朝早く出発したこともあり、車内で寝ている子が多かったです。教員はひたすらI-10を西に走りました。フロリダに分かれを告げ、アラバマへ。すると見慣れた看板を見つたので、給油および休憩のために立ち寄りました。

バッキーズ!
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テキサスにしか店舗がないと思ったのですが、アラバマのオレンジビーチ近くにありました。綺麗なトイレと豊富で手ごろな食べ物に学生たちも元気になります。私は季節ものTシャツをまたも買ってしまいました。

マルディグラ・バージョン
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ここでお腹も満たし元気を取り戻すと、また車内が賑やかになりました。幸い大した渋滞に巻き込まれることもなくルイジアナに入ると今度は「マルディグラのパレード、間に合わない?」という質問が生徒から生まれます。そう、今週末は実質マルディグラ・パレードのキックオフでラフィエットでも比較的大きいリオのパレードが予定されていたのでした。そうは言われても州の公な車を借りて運転しているだけに、特別スピードをあげることなくラフィエットに着いたのですが、結果的に間に合いました。

生徒を引率した3泊4日の旅が無事終了してほっとしています。学会では時間を使って色々と話をしてくれた方に感謝します。
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ジャクソンビルのダウンタウンにあるメキシカンのお店 [日常]

今日も1日中,、学会参加でした。食わず嫌いはいけないので、関係ないかなというセッションも出てみました。またこのこと以上にたくさんの旧友や恩師と会えて、有意義な日でした。ネットの世界より、やはり直接顔見て話すのは印象が違います。

ジャクソンビルのダウンタウンに関する印象は、昨日と変わりありません。ただ橋を渡って南側に行ったらガラッと雰囲気が変わり、落ち着いた感じでした。例えばペニンシュラホテルのコンドーもありました。お金がある人はこちらに住むんだと思います。

peninsula.png

さてこれだけでは寂しいので、昼食に行ったところを書いておきます。簡単に食べられるお店をホテルから徒歩圏ないで探していたら、メキシカンのお店に遭遇しました。

Burrito Gallery Downtown
21 E Adams St, Jacksonville, FL 32202

今日も昼間からファンキーなお兄さんがいましたが、声を掛けられることなくここまで来れました。お店の面構えはこんな感じです。

jaxmix0.jpg

昼時だったので結構なお客さんがいて並んでいました。オーダーはすんなりいきますが、混んでいたこともあり出てくるのも時間がかかりました。これは致し方ないことかも知れません。

カウンターを覗いてみるの図
jaxmix2.jpg

自分の名前が呼ばれ、料理が運ばれてきました。今日注文したのはブリスケットのエンチラーダです。豆は黒豆、ソースは比較的マイルドだというグリーンソースにしました。

jaxmix1.jpg

ボリュームたっぷりで、全部食べるとお腹いっぱいになりました。食べ過ぎたので夕食は抜きとすることにします。味は普通に美味しかったです。ただこれで12ドル払うとなると、フロリダだなぁと思います。地元なら絶対に10ドルしないです。
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フロリダ州ジャクソンビルに到着 [日常]

朝早くに宿を出て無事目的地であるフロリダ州のジャクソンビルに着きました。泊まる場所、そして学会の会場であるハイアットリージェンシー(ダウンタウン)にチェックインしたのですが、トラブルに見舞われました。2部屋予約したのに、1部屋しか予約がない、とのこと。しかしこちらの記録には2部屋とちゃんとなっています。どうやら予約係がミスをしたようで部屋こそ用意してくれたのですが、謝罪はありませんでした。フロント係の責任ではないですが、何か一言あっても良かったと思います。これでこのホテルの第一印象は最悪です。

学会そのものは、特に何もなさそうです。昔の友人と会って「久しぶり、元気?」とやるぐらい。引率で来ているものの学会の内容は自分の研究に沿っておらず、どうしても聞きたいものは正直ありません。今日無事座長をこなしたので、あとはいつもと違った風景を見て気晴らしをしたいかなと思います。

その風景ですが目の前に川があり、夜その橋がライトアップされてきれいです。多少の高層ビルはありますが、ダウンタウンはいまいちでホテルから近いところに手ごろなレストランが全くありません。少し外を散歩したときファンキーなお兄さん(複数、ただし1回に一人ずつ)に話かけられ、最後はお約束のお金をせがまれましたが、現金を持ち合わせていない、ごめん、と断りました。本当なので仕方ないですが、ちょっと数が多いです。ブラザー呼ばりされてもないものはないです。

ホテルの部屋からも写真を撮りましたが、川側でないので風景は?です。以下参照まで。

downtown_jacksonville.png

そこそこ人口が多いところなので治安が良さそうな所はきっとあるんでしょうが、このホテルの周りは今日歩いてみた限り冴えないです。車がないと全く動けないのですが、私用で大学の車を動かすわけにもいかず困っています。ファーストフード店もなければ、グロサリーストアもなく不便極まりないです。恐らく今後は余程のことがない限り、ここに来ることはないでしょう。

ちなみに夜、運動のために外を走ろうかと思ったのですが、アメリカ人の同僚から「ダウンタウンはあまり治安良くないらしいからやめた方がいい」と言われました。ルイジアナの人間がそういうぐらいなんですから、そういう所なんでしょうね。明日昼間にせめて橋ぐらいは歩いて渡ってみようかと思います。
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フロリダへ学生を連れて移動中 [日常]

私が参加している学会の一つ、ACSMの地方学会(Southeast ACSM)の年会に出席するため今日は移動しています。今年は自分の学生を2人、さらに4人の学部生を連れていくので、総勢8人の所帯です。今回は学生がリサーチの発表をしてくれるので、私は初日に1つのシンポジウムで座長をやる以外は自由です。従って今回私の主な任務は車を運転すること。15人乗りのバンで車体が大きいですし、学生が6人も乗っていますから安全第一です。区間想定速度も守らないといけません。

今日は同僚と交代で合計6時間ほど走ったのですが、その間学生が元気なこと。ずっとしゃべり声と笑い声が聞こえてきました。耳を澄ますと結構くだらないこと話していて、そんなので面白いのか?と思うのですが遠出するのでハイになっているのかずっと話しています。さらに誰かが用意周到にお菓子をたくさん買ってきて積み込んでいるので、食べ物、飲み物に事欠きません。「ぎゃははー」という声が聞こえたと思ったら、何かを噛んでいる「くちゃくちゃ」「もぐもぐ」という音が聞こえ、それらが途絶えることはありませんでした。

途中渋滞のため予定より少し遅れましたが、無事今日予定した中間地点に到着。ホテルにチェックインしましたが、部屋が向かいに割り当てられて、またそこから話い声が聞こえてきます。

若いっていいですね。教員は明日の残りのドライブに備えて早めに寝ることにします。
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KYOCERAのコピー機で強制終了が起きる [日常]

今学期は久しぶりに学部生も教えているので、対応する学生の数が格段に多いです。今週の木曜日に最初のテストをするので、問題作成後、コピーをしていました。その時に起きたことを書き留めます。

うちの学部はKyocera製のものをレンタルしています。学生が勝手に使用しないよう、教員向けのカードを装置に認識させることでログイン出来る仕組みです。これはいいのですが、もう一つの機能として一定期間過ぎると勝手にログアウトすることがあげられます。困ったことにこの認識装置の方がプリンタのジョブよりプライオリティを高く設定されているので、コピー機が動いていても強制終了する上にメモリー上のジョブ情報を消去するようなのです。

具体的にどういう事態が起きたかと言うと、今回約70人分の試験をコピーしていました。8ページで構成され、紙の節約のため両面印刷にし、さらにコピー後は左上をホチキスでとめるように設定しました。70セットを指定しスタートを押します。これで数十分後にはコピー完了と思い席を外し、戻ってきてみたら十数セットの途中で止まっていました。最初は紙詰まりかと思ったのですがそうではなく、仕方ないのでどれだけ刷り終わったか面倒にも手作業で数え、残りのセット数を指定し、あらためてコピー機を動かしました。不思議だったので今度はその場に残って様子を伺っていたのですが、同様に十数セット刷り終わった時点で急にコピー機が止まったので状況を把握出来ました。

これを設計した人、レンタルした営業、馬鹿すぎませんかね?

コピー機が動いているときはその情報を認識装置に伝え、強制ログアウト、およびコピー終了しないようなフローに出来ませんか?結局3回目も同様にコピー機が途中で止まってしまったので、4回目以降は15部ずつ指定しては毎回手作業でコピー機を起動させて、どうにか70部コピーし終えました。しかしコピー一つで無駄な時間を過ごしました。これを除いて今学期あと3回テストがあるので、同様な工程を繰り返さないといけないかと思うと、うんざりします。

今までほぼ大学院生だけを相手にしていたので、数が少なくこのようなことに遭遇しませんでした。他の教員はどうしてるんでしょうか?もっと学生数が多い授業もあるはずなのですが、どう対応しているのか気になります。コピー機のログアウトするまでの待機時間を延ばすぐらいの設定は出来るか聞いてみますが、しかしそんなに学生がコピーするのをブロックしたいんでしょうか?各教員がコピー後自分でログアウトするだけで防げる話です。
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原油の値段が下がっている理由は肺炎だった [日常]

昨日、ガソリンの値段が下がってきた、と書きましたが、やっぱり需要が減速しているようです。理由は肺炎だとか。なるほど。

NY原油、1年ぶり安値 49ドル台、肺炎で需要減懸念

でも1バレル49ドル台ならもっとガソリン安くなってもよさそうなものですが、ならないでしょうか?昔はこの値段でもっと安かったはずなんですけどね。

さて今日は事務的仕事に忙殺されました。会議も2つあったし、授業もあったし。全く実験やリサーチに時間をさけませんでした。いい訳はいけませんので、明日は捻りだすようにします。じゃないと今週後半は学生引率で車運転して地方学会に行くので、まったく何もしない1週間になってしまいます。

また授業も会議も入ってるけど。
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