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働く権利と感染を拡大して人に迷惑をかける権利の主張が出て来た [コロナウイルス]

今日はやっぱりこういう人たち、出てきたな、という記事の紹介です。以前にもアメリカに住む多くの人は我慢が出来ない人たちだから、こういう災いには非常に弱いと書きました。基本自分勝手な人たちですし、人種や背景、文化がそれぞれ違うため戦争以外ではまとまりづらいお国柄ですから、不思議はありません。

The social-distancing deniers have arrived
(ソーシャル・ディスタンスを否定する人が出て来た)

外出禁止令が出て4週目となりストレスが溜まる、苦しくなるのはわかりますが、こういった形で抗議してどんなメリットがあるかは理解出来ません。某大統領ですら経済を再開したくても、現状を把握し我慢している最中です。ミシガン州のランシングという所で起きたのですが、これを見て知事が「ただまた感染者が増える」と嘆いています。

ただこれを煽っているのが政治家なんですよね。CNNの記事でも書いていますが、例えばテキサス上院議員のテッド・クルーズ。


(私は子供とビーチに行ってT-ボールをし、ボードでパドルして遊ぶつもり。イースターの日曜日には礼拝行ってお祈りするよ。以下略)

他にもFoxニュースのホストであるローラ・イングラハムとかも経済を再開するよう、促しています。

Some in right-wing media egg on protests against stay-at-home orders

CNNから見るとFoxニュースは政府寄りなので「右翼ニュース局」と書いていますが、これは論旨からずれるので賢くないです。一方で記事の中で女性が言う「"Time to get your freedom back,"(自由を取り戻せ)」というのも的外れ。そもそもウイルスから国民を守る公共利益のためにこのような命令を下しているのに、自由が奪われている、という主張は本質的ではないです。逆に言えば「ウイルスを拡散して他人の健康を奪う、最悪死に至らしめる権利」を主張しかねているわけですから、理屈は通りません。むしろ失業して困っている状態に対してもっと政府に充実した生活保障を訴えるべきではないでしょうかね、本来なら。

ともあれ状況が厳しくなってきて足並みが揃わなくなって来ました。こうなると本質的に全く関係のない人種の違いなどになぜか不満の矛先が行き、結果日本では想像が出来ないくらい治安が悪化します。ハリケーン・カトリーナで被災したときの実際の経験から得た教訓です。今後益々気をつけないといけないな、と思います。
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