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コロナウイルス対策に関してカナダとアメリカの違い [コロナウイルス]

ハリケーンが通過したら今度は急に寒くなってしまいました。このままだと秋が来なくてすぐ冬になる感じです。気温だと今晩50Fを割るとのこと。久々に毛布を出しておきました。

ヨーロッパの状況ですが、フランスとドイツがロックダウンをし始めたようですね。

10月29日現在、ニューヨーク・タイムズより
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アメリカも毎日新規感染者数は過去最大を記録していますが(今日は1日で9万人を突破しました)、人口が多いので人口比にするとヨーロッパの方が上がり幅は大きいです。上がり幅だけで見れば、ドイツやイギリスも急ですので、同様な状況なのでしょうか。

この記事ではアメリカと国境を有し、気候的には寒くて条件が悪いはずなのにカナダの低い感染率が紹介されています。

確かに違います(色が濃いほど感染率が高い)
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カナダ人ジャーナリスト、イアン・オースチンさんの話によると

Some of Canada’s success is probably cultural and would have been hard to replicate in the U.S.

(カナダの成功の一部はおそらく文化的なもので、アメリカで再現するのは難しかったでしょう。)

Unlike in the U.S., conservative politicians in Canada are not doubting the wisdom of mask-wearing, Ian said. This spring, Doug Ford, the conservative premier of Ontario, described people protesting social-distancing measures as “a bunch of yahoos.”

(米国とは異なり、カナダの保守的な政治家はマスク着用の知恵を疑っていない、とイアン氏は述べた。今春、オンタリオ州の保守的な首相であるダグ・フォードは、ソーシャルディスタンスの政策に抗議する人々を "野蛮な人間の集団 "と表現した。)

And some top public-health officials in Canadian provinces have become semi-celebrities, as they have repeatedly urged social distancing, mask-wearing and other forms of caution. Imagine versions of Anthony Fauci, but ones who are praised across the political spectrum, rather than being called “a disaster,” as President Trump did with Fauci.

(そしてカナダの州のいくつかの公衆衛生当局者トップは、ソーシャルディスタンスの維持、マスク着用など繰り返し注意を促しているため、准セレブになっている。アンソニー・ファウチ氏のカナダ版と想像下さい。しかしトランプ大統領がファウチ氏を「災難」と呼んだことに対し、カナダの彼らは政治の範疇でも賞賛されている。)

以前、大学院で入学同期、ラボも一緒、TAでも同じ授業を担当したカナダ人(男性)がいてよく話したのですが(おまけに彼の結婚式も出席)、ある時私が「まぁ見た目も言葉も同じだからカナダ人もアメリカ人も一緒でしょ」というと「絶対に違う」と言い返されたことを思い出しました。彼はトロント生まれトロント育ちですから都会出身ですし、アメリカ生活もそれなりに長かったのですが、否定していました。精神的なこと、思想も違う、と言っていましたが、今になって彼の言っていることがようやくわかった気がします。
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