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ある州立大学の対面授業と遠隔授業の決定について [コロナウイルス]

今日もオフィスに来ましたが、ある授業が対面式で行われていました。許可されていますし、比較的大きな教室で距離を保って行われていたので規則上問題はないですが、個人的には違和感を感じました。まぁ各教員の判断は尊重されるべきですので、これ以上のコメントは控えます。

それでも昨日ノースカロライナ大学で決定した事実は小さくないようです。学部長から「著名な大学であのような事態になったことは、うちの大学の決定にも少なからず影響を与える。プランBを考えておくように」というメールがありました。この話は想定内ですが、うちの大学として確固たる方針はないんでしょうか、心配になります。

またCNNで申し訳ない(偏っている、という意味で)のですが、UNCの判断に噛みついています。

UNC fiasco reveals truth about reopening colleges
(UNCの大失敗は大学を再開することについての真実を明らかにしている)

理事長が言った「ウイルス拡散のスピードや規模に驚いている」というコメントは以前のジョージア州知事が言った「無症状者も感染を拡大させる危険性があるとは知らなかった」というコメントを連想させ、今更何を言う、ですが、今回はこれをスルーします。また副学長が言った「学校を開けようとしたことに対し、謝罪するつもりはない」という発言にCNN記者は「(無理に開いたことに)問題があり、責任とってトップは辞職すべき」とも噛みついていますが、これもスルーします。どうせ政治やお金が絡んでいますから、彼らだけの判断だけではないでしょうから。

それより私は生物学者のCarl Bergstromさんの考え方に賛同します。抜粋します。

The situation at UNC should be a strong cautionary tale to any university planning to reopen without plans in place for aggressive entry testing and ongoing practice screening of faculty, staff, and students.

(UNCの状況は、教職員やスタッフ、学生がキャンパスに戻る際の積極的な検査と継続的で実用的なスクリーニングに対して代替案なしに大学再開を計画しているすべての大学に強い警告を発するものである)

どこかの大学はこれに当てはまります(笑)。自己報告によるアンケート提出だけが対策ですから。

また記者が最後に言っていますが、

Not only should our leaders be held accountable for what happens next, but right now they should also be fully transparent: publish plans with metrics and thresholds for how they'll decide when to abandon ship on in-person education.

(大学トップは次に何が起こるかについて責任を問われるべきであるだけでなく、今すぐにでも完全な透明性を示すべきである。対面教育をいつ放棄するかの決定について、基準と閾値のある計画を公表すべきである)

どこかの大学はこれも全くありません。そもそも現時点での数値も公表していませんからね。闇です。
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